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「ペラペラ」とは何ぞや?

「あの人、英語もフランス語もペラペラだって!」「へぇ~すごい!」
時おり耳にするこのような会話

今日の我々にとって「外国語」とは就職や昇給、あるいは海外赴任など
生活の糧を得るための道具である場合が多いのではないでしょうか

つまり「ペラペラ」とは「口語」を巧みにあやつれる、
という意味で使われているようです

ここで学生時代を思い出して頂きたいのですが、
「外国語は彼らの文化を学ぶ為でもあるんだよ」
そんなこと言ってた先生、いたな、と思い出して頂けませんか

給料や昇進など、「現実的」な価値観で生きている我々にとって
「文化を学ぶ」など、机上の空論と感じる方もあるでしょう
理屈より、ペラペラ喋れれば、それで充分じゃないか!と

英米の文化・社会から何が学べるか?さまざまな分析の中で
最大のものの一つは、彼らにとっての「議会制民主主義」です

つまり異なる意見を、暴力ではなく、議論と多数決で決めていく
という制度です。この制度は、黙って上からの指示命令に従い
自分の意見は「口にしない」人々ばかりでは成り立ちません

ここで今日の我々の社会を見てみると、まだまだ彼らの社会から
学ぶことがあるのではないでしょうか
ルールより「自分の良心」を優先する彼らの態度は、
この国の文化にそぐわないと仰る方もありそうですが

ただ明確に言えることは、我々は「もっと発言すべき」ということ

「The ultimate tragedy is not the oppression and cruelty
by the bad people but the silence over that
by the good people.」

人種差別を前にしての「黙認」は、悲劇をさらに増幅させるとの
暗殺されたキング牧師のことばから学ぶものは皆無でしょうか


by will7kzk | 2017-11-29 23:25