<   2011年 12月 ( 1 )   > この月の画像一覧

マニュアルよさらば、現場から学ぶ!

 国民性云々はよく話題にされることですが、日本のマスメディア
は特に自国民が清潔好き、礼儀正しい、几帳面などポジティヴな
側面を強調する傾向が強いように思われます。このこと自体は悪
いことではありませんが、同時にネガティヴと思われる点も指摘し
た方がより説得力を増すのではないでしょうか。

 このような切り出しになったのは、先日、英語の歌詞の母音すべ
てに発音記号を強調表記した某TVの英語番組に出くわしたから
です。番組の先生は(いわゆるReceived Pronunciationの)
「正しい」母音発音こそこの歌の生命だと教えたかった様ですが、
問題に思ったのは番組が音楽番組でなく、一般人対象の英会話
番組であったからです。
 
 意外と知られていないのですが、子音についてはどの英語圏の
人々でもほぼ同じ発声構造であるのに、こと母音については英米
豪地域内でもそれぞれ異なり、極論すると、「母音に正誤なし」が
実態です。英語の母音発音すべてに教科書的○×を持ち込むこと
は、現実を無視した“机上の空論”だと断言することができます。
 
 ほぼ半世紀以上前に実施されていた、母音の正誤を選ばせる
クイズまがいのナンセンスな筆記試験や、最近でも、ある高校の
邦人英語教師が辞書を根拠に、イギリス人AT教師が話す母音
の発音について、間違っていると生徒の面前でその教師を叱責
したとの実話を思い起こしてしまいました。

 未だにこの様な英語指導がまかり通っているのは、マニュアル
を盲信し実態を見ようとしない、ロボットタイプの先生の存在がそ
の一因かと想像してしまいます。英語に限らず、多感な若者世
代に「感動」を伴う指導を行える先生とは、大きな力に盲目的に
従うのでなく、「己の信念」に忠実な存在に違いありません。

 They are so brainwashed that they work like
robots,with no thought or initiative of their own!
例文の主語がJapanese peopleでないよう祈るばかりです。
[PR]
by will7kzk | 2011-12-29 18:20


英会話上達法


by ウィル

プロフィールを見る
画像一覧